・電験三種、難しい
・ついじっくり考えてしまう!テンポよく進んだ方が良いのかな~?
・自分の勉強法って間違えてるのかな~?
同じように悩んだ自分が、お答えします!
ご自身に合った勉強法を見付けるのって、なかなか難しいですよね?
25個の資格を取ってきた自分ですが、未だに今の勉強法が自分に合っているのか?と疑問に思っています。
試験合格980日前となる2019年12月中旬より、自分は電験三種 理論科目の勉強を始めました。
よく世間で王道とされている勉強法としては、
『①、参考書を読む⇒②、例題を解く⇒③、問題を解く⇒④、確認⇒⑤、①~④の繰り返し⇒⑥過去問集を解く』
とされています。
②・③・④について、
『特に1周目は時間を掛け過ぎずに分からない問題はすぐに確認し、次の問題に進む』
テンポよく進めていく事こそが王道と言われてます。
しかし自分は、じっくり考えて解いていった結果、初回で1問解くのに最大2時間も掛けていました(笑)。
同じような勉強法をされてる方へのアクションプラン、
「王道でやりなさい!以上!」
えっ!それで終わり??
別にパーチャルのブログ読まなくても良いじゃん!(笑)
その通り!
なので『テンポよく』と『じっくり考える』方法を組み合わせた方法を紹介します。
自分のように、
『最初から時間を掛けて勉強をやる⇒さらっと問題を周回する』
というのに抵抗が有る方、きっといらっしゃいますよね?
なのでアクションプランとして、自分の理論科目勉強初期での経験を基に『テンポよく』と『じっくり考える』ベストミックスの勉強法を紹介します。
今回はこのような流れとなっています。
1.理論科目 教科書編の勉強開始
2.問題集への挑戦
ⅰ.やっぱり難しい電験三種 理論
ⅱ自分が2時間も掛けた問題
3.【テンポよく進む】VS【じっくり時間を掛ける】
4.じっくり時間を掛ける方へのアクションプラン
5.最後に
それでは、本題に入ります!
理論科目 教科書編の勉強開始
電験三種に独学で合格する初心者の挑戦~1000日前 ~はじめの一歩~での紹介の通り、『みんなが欲しかった 電験三種 はじめの1歩』を一読し、理論科目の勉強を開始しました。
使用したテキストは、『みんなが欲しかった 電験三種 理論』です。
フルカラーで読みやすさが売りの『みんほしシリーズ』。
電圧の説明では注射器、電荷の電位の説明では山に例えたりと、自分には昔挫折した時に読んだ参考書よりもイメージが付きやすかったです。
みんほし電験三種も、他の資格と同じく分冊できるタイプです。
4科目とも、教科書編と問題集編と分かれており、教科書編は説明⇒例題⇒説明⇒・・・の構成となってます。
分冊のメリットとして、問題を見ながら教科書を確認する時も横並びにすることができるので、ページを行ったり来たりをする手間が省けます。
ほとんどの電験三種 理論の参考書は、最初に静電気、次に電磁気、それから直流回路の説明に入ります。
自分は理論科目をやる中で、静電気や電磁力の理解にとても苦戦しました。
※理論全般的に苦戦しましたが・・・(笑)。
それに対しみんほし理論は、直流回路の説明からとなっていました。
中学・高校で習ったオームの法則や、高校で習ったキルヒホッフの法則を復習する事ができて、取っ付きやすかったです。
例題も中学レベルのオームの法則からの出題で解きやすく、
「何~だ、電験三種はこんなに簡単な問題も出るんだ(^^♪」
と勘違いするほどでした。
今思えば、頭の体操レベルの問題だったんですがね・・・。
しかし、その油断が後に悲劇を生むのであった・・・(笑)
まさにその通り!
エラい目に遭いました。
問題集への挑戦
例題で自信を付けたつもりの状態で、いざ問題集に突入。
ここから電験三種取得までの間、理論科目の難易度に苦戦を強いられます。
やっぱり難しい電験三種 理論
最初の刺客は、『平成25年 問5』からの出題でした。
この問題は、オームの法則や並列の合成抵抗の公式を文字式で組み立てて解く問題で、方程式の技量が問われます。
当時の自分は並列の合成抵抗が何故、『和文の積』となるのか理解できてないレベル。
30分くらい問題に向き合いましたが、歯が立ちませんでした。
また、正直自分は方程式には自信があったのですが、文字式でのイメージがつかめず、己の実力の無さを思い知らされました。
いきなり難問来たわね(笑)
それでも問題集の中では簡単な方のようです・・・
みんほし電験は、難易度を下記のように3段階で分けてます。
A⇒簡単
B⇒少し難しい
C⇒相当な計算・思考力が要求される
最低でもA・Bは解けるようにしておきたい所。
※みんほし説明文より
この問題は『難易度A』で簡単との事です。(笑)
さすがは合格率1ケタの試験、簡単な方の問題でも難しいです。
自分が2時間も掛けた問題
『いかに多くの問題を解いて知識の幅を広げる』
このやり方が王道と言われてます。
しかし、思考力が要求される電験三種、攻略すべくとにかく問題に向き合おうと粘りました。(笑)
そして、2時間くらい頭を抱えた問題にぶち当たります。
【平成16年 問17】
※みんほし難易度C
この問題は
・電位差が0Vの時は電流値0Aとなる
・分圧と抵抗値の関係
・各箇所での電圧の値
・電圧源に対しての電流の向き
これらを理解する事が要求されます。
自分は一切理解できてなく、上記すべてが
「えっ!?はっ!??何でこうなるの??」
でした。(笑)
最初は分からなくて当然よね。
それでも自分は、この問題の理解に2時間も向き合いました。(笑)
なぜ2時間も掛ったのか?説明します。
まずは実際に問題を解いてみました。
当然理解できなく、解答解説を読んでみました。
しかし、この時の自分の実力では理解することができませんでした(当然です!)。
なので、YouTubeで色んな解説動画を観漁りました。
動画であれば、目だけでなく耳でも内容が入るので少しは「そうなのかな~」と思う事ができました。
※それでも自分には実力が足らなくて、理解はできませんでしたが・・・。(笑)
そうこうしてる内に、2時間が経ちました。
いや、何でそんなに時間掛けるの?
他にできる事あるでしょう!
仰る通りです。
妻にも言われましたので。(笑)
ちなみにこの問題、令和4年度上期で全く同じ問題が出題されました。
初期に2時間掛けて良かったです!
それメリットの内に入るの??(笑)
そうです!
と言いたいですが、たまたまです。
【テンポよく進む】VS【じっくり時間を掛ける】
では、王道と言われる【テンポよく進む】方法と自分がやってきた【じっくり時間を掛ける】方法を比較してみます。
※両者とも個人の感想です。
【テンポよく進む方法】
とにかく問題をこなす方法。
解ける問題は解くが、分からない問題が有れば解説を読み、それでも分からなければすぐに次の問題へ進む。
メリット
・問題数を多くこなせる
・時間を掛けずに学習を進める事ができる
デメリット
・「思考力が上がらないのでは?」と不安になる
※周回していけば、少しずつ問題を解けるようにはなる。
【じっくり時間を掛ける方法】
自分が納得できるまで問題と向き合う方法。
問題が解けなくても解説を読んだり、YouTube等の動画を観て納得したら次に進む。
それでも分からなければ、次に進む。
メリット
・思考力が身に付く
・考え抜いて問題が解けた時は、本当に嬉しい
・そして自信が付く
デメリット
・問題をあまりこなせない
※初期の頃は1日1~3問解いて終わりだった。
・学習のスピードが遅くなる
やや【早くやる方法】に軍配が上がるわね
自分はどうしても「思考力が上がらないのでは?」と考え、なかなか王道に踏み出せませんでした。
『電験三種』は思考力が要求されると聞いていて、どうしてもじっくりと考えたいと思ってました。
※経験上、実際に思考力は要求されます。
また、【早くやる】にしても問題の引き際が分からなかったのも大きかったです。
関係ないけど【じっくり時間を掛ける方法】って、パーチャルのブログの書き方そのものだね。(笑)
メタ発言ヤメレ!(笑)
じっくり時間を掛ける方へのアクションプラン
・結局どのやり方が良いの?
・2つのやり方の境目が分からない!
これには自分も悩みました。
良いからアクションプランを説明しなさいよ!
では2年9ヶ月勉強してきた中で編み出したアクションプランを紹介します!
【アクションプラン】
・初見でも、解けそうな問題は解きに行く
・正解しなくても、答えが出なくても、分かる範囲で解きに行く
・1分以上詰まったら諦めて、解説を見に行く
・解説を見ながら、自分なりにもう一度演習する。
※見なくてできると、尚良い。
・解説を見て理解できなければ、すぐ次に進む
自分なりのベストミックスの方法です。
確かに初見時は解けない問題が多いです。
解けない問題は、割り切って解説を見に行くと良いです。
自分の経験上、1分考えても詰まってしまっては問題は解けません。
解説を見に行きましょう。
そして解説を見ながら問題をもう一度解いていきます。
地図を見ながら、ゴールを目指すイメージです。
見なくてできるようになれば、その問題の理解は近いです!
解説を見ても分からなければ、飛ばして次に進んでも、問題ありません。
自分は問題が理解できない時、もやもやしてましたね~。
解けないからと言って、自信を無くす必要は無いのよ。
何周か繰り返していく内に、問題が解けたり、途中まで解けたりすることができます。
一方で、まれに解けそうな問題、途中までなら解ける問題に出くわす事があります。
そういった問題があれば、飛ばすのはもったいないです。
できる限り食らい付きましょう!
問題が解けた時には、大きな自信となります!
途中まで解けても、自信に繋がりますよ。
最後に
今回は、電験三種 理論科目の勉強初期のエピソードを紹介しました。
自分はこれまで30回の資格試験に挑戦してきましたが、ここまで思考力が試される試験は初めてでした。
それだけに、
「理解しなければ!」
という想いが強く、つい1問に時間を掛けてしまいました。
確かに勉強初期は1問に時間を掛けるより、テンポよく進めていくやり方が効率良いです。
しかし自分は、1問に時間を掛ける事は決して邪道とは思いません。
ほんのわずかですが、初見で1時間掛けて正解した問題も有ります。
この経験は、電験三種取得に向けて大きな自信となりました。
上記のアクションプランのように、
できる限り問題に食らい付く
⇒詰まってしまうなら解答解説を見る
⇒解説を見ながらもう一度問題を解く
(答え見ながらでも良いが、見なくてできると良い)
⇒次に進む
を行っていく事が、自分の中ではベストな方法でした。
今回の記事が、皆さんのご参考になれば幸いです!
そしてパーチャルは、直流回路1周目を終えて難解な静電気・磁気・交流回路へと進みます。
次回も読んで頂けますと嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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