電験三種まで1ヶ月。
みんなどう過ごしてるのだろう?
確かに気になりますよね?
参考例として、自分の体験談を紹介します。
電験三種の試験は令和5年現在、
- 上期試験⇒8月下旬
- 下期試験⇒3月末
の日程となってます。
試験に向けた追い込みをするに当たり、
『直前期の過ごし方』
というのはとても大事です。
その中で、試験以外の出来事や、不測の事態が発生すると、
「試験あるのに~!どうしよう!?」
「みんな試験前はどう過ごしてるのだろう?」
と焦ってしまいますよね?
この時期は小学生のお子さんがいらっしゃる方にとって、夏休みや春休みの時期でもあります。
この期間の過ごし方は長期的に見れば、『お子さんとの限りある思い出作り』と『配偶者への配慮』も大事になってきます。
実際に自分も、令和3年8月に電験三種を受験した時は、一発合格を目指そうと夏休み期間中に試験勉強ばかりでした。
それゆえ家族への配慮が足らなくて子どもに寂しい思いをさせたり、妻を泣かせたりしてました。
試験も大事だけど、家族を悲しませたらいけないわよ!
反省してます・・・
結局その年は『機械』『法規』科目は合格できたものの、『理論』『電力』科目を落とし、不合格となりました。
迎えた次の年の令和4年上期は1年前の反省を活かし、試験直前期の過ごし方を見直しました。
その結果、子どもとの思い出作りと勉強を両立させることができ、妻を泣かせることもありませんでした。
また、試験の11日前、新型コロナに感染しました。
まだ発症したタイミングが良く、試験を受けることはできましたが、大きな不安に襲われました。
今は徐々にコロナに関する規制が緩和されていき、政府も第5類への緩和へ動き出しています。
それでも試験大丈夫かな?と不安に思う方も多い事でしょう。
試験合格をするには、試験だけに集中することが理想です。
前述の通り、家庭やお仕事、学業等もある、試験が全てではない方も多いでしょう。
急なお仕事が入ったりコロナに感染等、不測の事態も起こりえることもあります。
それでも試験日は待ってくれませんので、やるしか無いのです。
とは言え、試験と家族との両立、不測の事態への対応は自分の経験上難しいです。
今回の記事では下記のように、実際に自分が、
『どうやって家族との時間を両立したか?』
『コロナ感染をどう乗り越えてきたか?』
をお話します。
1.夏休みとの両立
・1年間の過ごし方の概要
・迎えた2年生の夏休み
2.試験11日前 まさかのコロナ感染
・コロナ感染の絶望
・再起の時
・試験前々夜と前夜での想い
3.最後に
今回の記事を読んで頂き、
・試験と子どもの長期休みとの両立
・試験前のコロナ感染
・試験直前期の過ごし方
等の参考になれば幸いです。
注意点としまして、
何?
これを読めば1ヶ月で電験三種合格できるの?
ごめんなさい!
それはできません。
あくまで、試験1ヶ月前までに勉強してきたことが前提となります。
それでは、本題に入ります。
夏休みとの両立
試験まで残り1ヶ月である7月下旬、小学2年生の息子は夏休みに入りました。
試験前の大事な時期ですが、子どもにとって人生で1度しかない、大事な小学2年生の夏休みでもあります。
『今年は試験と子どもの夏休みと両立してみせる!』
を目指してきました。
自分自身、このように目標を掲げた背景としては、1年前の試験時期にありました。
1年前の振り返り
1年前は子どもの小学1年の夏休み。
入学したばかりの子どもは学校に対して不安が多く、妻や自分が学校に付いて行ってました。
そこからの夏休み突入。
妻の子育てへのストレスはピークに達していました。
その中で自分は、試験直前で焦っており、勉強ばかりしてました。
「夫を頼れない。」
ストレスの行き場のない妻は日々泣いてました。
保身ばかりの自分でしたが、結局一発合格を逃しました。
試験も父親としても不合格だった自分。
その反省を活かし
『夏休みは子どもと向き合う』
そう決意しました。
迎えた2年生の夏休み
「もう妻にワンオペで負担を掛けない!」
電験と同様に、こちらへのリベンジにも燃えてました。
自分が行ったリベンジの手段は、
『夏休み期間、毎週自分が休みの日は子どもと2人で遊びに行く!』
前述通り、1年前は試験直前の追い込みにばかり気を取られていて、自分が休日に子どもを連れて遊びに行くことはありませんでした。
休日といえば、電験三種受験直前の追い込みをするに当たり、まとまった勉強時間を確保する貴重な時間です。
それで1日、中図書館にこもって勉強したりして、子どもとの時間を取ることをしませんでした。
なので2年目は、
- 夏休みに入る前の6月頃に、この期間をどう過ごすか妻と話し合い
- 勉強は、平日⇒仕事前の早朝や夜中、休日⇒早朝に実施
これらを行いました。
1年前と違い、妻はパートに出てました。
子供の面倒は、
- 2人とも仕事の日は妻の母
- 『休み』『交代勤務夕方からの仕事』の日は、自分が見る
事としました。
そしていざ、2年目の夏休みへ。
自分が休みの日に子どもと、『海水浴』『キャンプ』等に出掛けました。
一方でこの時は新型コロナの第7波の真っただ中。
感染対策は怠りませんでした。
それでも1日2時間の勉強時間を確保することができました。
去年と打って変わって良い感じね。
家族有っての挑戦。
『家族が健康であるからこそ電験の勉強もできる』
と気付くことができました!
試験11日前 まさかのコロナ感染
8月に入り、受験票が我が家に届きました。
試験会場も分かり、会場までどうやって行くかGoogleマップで調べたり、当日何時に起きるかを考える。
受験票を見るたびに、
「決戦の日は近い!」
と奮起してました。
そんな中、我が家に受験すらも脅かすピンチが訪れます。
コロナ感染の絶望
8月上旬、保育園に通う娘が39度の熱を出しました。
掛かりつけの病院にてコロナの抗原検査を受けた所、陰性でしたのでほっとしました。
その後の8月9日、今度は妻が体調を崩しました。
妻の母も同時に体調を崩しましたので、自分は仕事を休み、家事育児をすることに。
朝一で病院に、コロナ受診の予約をしましたが、前述通りこの時は第7波で病院はパンパン。
夕方に受診することとなりました。
診断の結果は陽性で、隔離生活がスタートしました。
コロナが流行ってたので仕方ないと思いつつ、試験への不安も隠し切れない自分。
そう過ごしている内に、夜に少し倦怠感を覚えました。
熱を測ると37.5度で、嫌な予感がしました。
8月10日、朝起きると38度まで熱が上がり、吐き気に見舞われました。
自分も朝一に病院へ電話をし、夕方受診の予約を取りました。
「コロナだったらどうしよう!試験受けれないんじゃないのか??」
正直頭の中はこのことで頭がいっぱいで、がむしゃらに療養期間のルールを調べました。
そして夕方に病院で受診し、陽性診断を受けました。
それにより、8月20日まで療養を受けることとなりました。
上記の通り最短で8月21日、つまり電験三種受験の日から外に出れます。
※2023年2月現在は、7日間の療養期間となっています。
次の日の8月11日に、息子がコロナの『みなし陽性』を診断されました。
それでもルール上、自分の隔離期間は変わらないとの事でした。
症状が出始めてからの自分は、
- 試験日までに治すことができるのか?
- 試験受験できるのか?
- 後遺症で試験に支障が出るのでは?
という不安で頭がいっぱいでした。
正直、届いた受験票やSNSでの電験試験に向けた誰かのツイートを見ることすら、辛かったです。
あの時は疎外感を感じました。
病気になるとメンタルも弱ってしまうよね。
再起の時
すっかりコロナで精神的に追い込まれてた自分。
今の自分の状況と試験前の注意喚起を伝えたく、コロナ感染についてSNS発信をしました。
すると、電験界隈を中心とした方々から励ましのリプを頂きました。
嬉しくなった半面、
「一緒に戦ってくれる仲間がいる!」
「発症日によっては、受験できずに涙した方々もいらっしゃる」
「チャンスが残されてる自分が、くよくよしててどうするんだ!?」
「例え記憶低下等の後遺症が残ったとしても、戦えるなら戦いたい!」
そう考え、弱っていた闘志が蘇りました。
そこで自分が考えたアクションプランは、
- 症状(頭痛)が治まるまで勉強をしない
- 良くなっても焦らず、少しずつ勉強をする
- 隔離期間をチャンスと捉え、本調子になったら一気に追い込む
- 家族との時間も大切にする
- 試験の結果がどうなるかは気にしない!やることにだけ集中する
このようにしました。
試験直前期に勉強ができないのはもどかしかったです。
しかしここで無理をしたら悪化し、試験どころか命すらも危ぶまれます。
ぐっとこらえました。
経過を日々発信していく中で、あるフォロワーさんから毎日のように励ましのリプを頂きました。
おかげさまで闘志が復活してからは、落ち込む事がありませんでした。
そして発症から2日ほどで熱が下がり、4日で頭痛が治まり、勉強を再開できるまで回復しました。
再開してみると所々忘れている部分が多々ありました。
レベルで言うと、7月末の模試受験時よりも低下気味でした。
「まずは失った知識を迎えに行くところから」
そう考え、勉強を再開しました。
この時から試験前日までは、YouTube動画「Aki塾長」を周回しました。
こちらは10分前後の動画が多いので、短時間で観回して知識を確認するのに丁度良かったです。
このようにして記憶を取り戻す事ができて、効率よく本番までの確認もすることができました。
一方、家族もコロナで外に出れなく、ストレスが溜まっていました。
去年の反省を活かし、家族との時間も取るようにしました。
具体的には、
『1時間家族と過ごし1時間勉強を繰り返す』
このように過ごしました。
その積み重ねで1日5時間の勉強時間を確保できました。
食料は、妻の父が届けてくれたり、自治体のレトルト食品で賄う事ができました。
沢山の方々に支えて頂いたのね。
フォロワーさんや家族、自治体には本当に感謝です!
沢山の方々に支えられながら、試験前まで追い込むことができ、試験本番戦えるレベルまで戻す事ができました。
試験前々夜と前夜での想い
療養期間4日目より勉強を重ねて、失った記憶を取り戻す事ができました。
試験2日前も5時間勉強を実施。
根本的に分からない点は頭に入らない為、スルー。
『少しやれば何とか理解できる箇所』
ここに集中し、勉強しました。
試験本番に調子を合わせたく、療養期間は夜の8時か9時に寝るようにしてました。
寝る前にスマホを観るのはあまり良くないですが、試験本番のメンタルを作るべくこちらの動画をあえて観ました。
【マコなり社長】
以前自分は、『試験が不安だ!』とお悩みの方へ やるべき対処法 2選でも紹介したように、この動画がきっかけで、
「自分は電験三種に合格する!」
と公言。
そこからメンタルを上げて勉強に向き合う事ができました。
「試験本番では根本的に分からない問題に出くわすはず。」
「その時に大切なのは己のメンタル!」
そう考え、この動画を観て1日を終えました。
8月20日、この日は電験1種・2種の1次試験日。
試験を頑張られている方々に刺激を頂きながら最後の勉強をしました。
もちろんこの日も、家族との時間を過ごしながら合間に『Aki塾長』動画を視聴。
そして試験前夜、8時に就寝しようとしましたが、なかなか眠れませんでした。
布団の中で、
- 1年前の敗退
- そこからの1年間の積み重ね
- 応援・ご指導・一緒に頑張ってきた方々と出会えた事
- そこから学び、成長したこと
等を考えていると、涙が出てきました。
パーチャルの中で電験三種は、思い入れの強い試験だったのね。
そうですね。
苦労した分、思い出も多かったですから。
そこから決戦の朝まで、寝たか寝れなかったか分からない時間を過ごしました。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
試験1ヶ月前、そわそわする気持ちは痛いほどわかります。
電験三種だけで2回経験し、他の試験でもこの気持ちを味わってきました。
試験勉強を頑張れば頑張るほど、勉強以外の時間や不測の事態が発生すると、焦ってしまう事でしょう。
今回の記事が、
「試験あるのに~!どうしよう!?」
「みんな試験前はどう過ごしてるのだろう?」
という悩みや疑問に、一つの参考例としてお答え出来たら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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